32年前の私

t-norihiko2007-10-30

< 私の学生時代 >
最近、高校生が証明写真をとりにきてくださる。「受験のときに受かったのでまた来ました。」と、就職試験のときにまたいらっしゃる方もいる。
私、責任重大!  自覚!
今日は杉野服飾大学に行くという女の子が来た。
32年前、わたしも希望をもって親のすねをかじり、東京に行った。
ほそぼそとした生活の中で私を学校にいかせてくれた。
新宿の南口近くの服飾専門学校。(昔は円形校舎だったが現在は建て替えされているらしい) 高田ケンゾーさん、コシノジュンコさんが卒業した学校である。毎日学校に行くのがとても楽しかった。
学生でお金もないので布を買ってきては自分で洋服を作り、卒業後はアパレルメーカーに就職した。  そのころお世話になった先生と、いまでも年賀状のやり取りをしている。
「東北というと、あなたを思い出すの。」とおっしゃる。
いつ頃だったか初めて電話をいただいた時
「あら、あなたチョットなまったわね!」と言われた。・・・・・・へへ!       つい最近では岩手で大雨というニュースを見たと電話をくださった。      お元気そうで、昔と変わらないお声をしていらした。80歳近いはずである。  とってもきれいな先生であった。今もきっと、かわいいおばあちゃんでいらっしゃると思う。
「思いきって電話をしたの。」
わざわざ電話をいただいてうれしいかぎりである。
彼女にはお子さんがいない。、ご主人は十数年前に他界され今は一人で暮らしている。ご主人が他界されたあたりは年賀状に 「さみしい、辛い、もう少し頑張ってみよう」 とよく書かれていた。
先日、電話が来たとき夫が最初にでた。何を話していたか。
「娘だと思って電話をしてやってください。」
「いいご主人ね。お話できてよかったわ。」
「先生、東京に行ったときは連絡しますから、お会いしましょうね。」
「私も、足が悪くなったからお会いできるかどうか。」
「私がお家に伺いますから。」
いつまでもお元気でいていただきたい。

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