私のまわりの男たち Ⅱ

嫁いだばかりの若かりし頃、お盆になると友人(男友達)から電話がよく来た。 いつもなつかしい友がけっこう集まったものだ。
「今、・・・で飲んでるから来ないか?」
「いいけど。 でも私が行くと、家の夫ももれなくついていくけど?」
「じゃ、父ちゃんも連れて来い!」
夫は私の友人をほとんど把握している。 今では私より親しく付き合っている友もいる。  私の男友達は私を 「より子」 と呼ぶ。 
「何でお前の友達は呼び捨てにするのか? おれは呼び捨てにしたことがないのに! 俺たち友達の間では「ちゃん」をつけるぞ!」 
    彼は若い時、女友達が多かったらしい。
ちなみに彼は 「ガイコちゃん」 と呼ばれていた。
なるほど! 確かにそうかも! 深く考えたことがなかった。 家の旦那は私のことをこう呼ぶ。
「お〜い!お〜い!」   ・・へへ!  悔しかったら呼んでみな!
若い時、こんな話をしながらみんな集まっていた! ある年、今年は電話がこないなあ、と思っていたら亡くなったという話をきいた。 突然いなくなった友は、今でも千葉で仕事をしているような気がする。 また、みんなで集まろうね! 気持ちは昔と同じだもの。
その時は家の旦那もまた 「かででね!」
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